違法にアップロードした漫画を掲載していたとして問題になり、最終的にはサイト閉鎖に追い込まれた漫画村。
2019年7月には、漫画村の運営者である星野ロミが逮捕されたので「覚えてる!」という方もいるかもしれませんね。
中には、「大きい声じゃ言えないけど、サイト利用したことある」という元・漫画村利用者もいることでしょう。
それだけたくさんの人が、漫画村にアクセスしていました。
そんな漫画村を始めとした違法サイトを利用した場合の危険性、あなたはちゃんと分かっていますか?


実はこれ、かなり危険なんですΣ(・□・;)!
そこで今回は「漫画村利用者なぜ危険?最新の著作権法で違法ダウンロード閲覧者は逮捕される事実発覚?!」と題して、漫画村を始めとした違法サイトを利用することがなぜ危険なのか見ていきたいと思います。
また、最新の著作権法では違法ダウンロードの閲覧を繰り返した人の取り締まりが強化され、ひどい場合には閲覧者が逮捕されることになりました。


2021年施行予定の著作権法(最新版)に関してもまとめているので、チェックしていってくださいね♪
Contents
漫画村利用者なぜ危険?
それにしても日独系イスラエル人星野ロミがフィリピンで逮捕とか情報量多すぎて最早渋滞レベル pic.twitter.com/JKLb4AKPAH
— れお助 (@ralph_reoren) July 9, 2019
それでは早速、漫画村を始めとした違法サイトがなぜ危険なのかを見ていきましょう。
まず、一般的な海賊版サイトの危険性について触れてから、漫画村の実例を見ていきますね。
海賊版サイトの危険性
2019年、漫画村等の海賊版サイト対策として文化庁が提案した「静止画ダウンロード違法化」でネット活動の壊滅の危機に陥りかけていました。
是非ご一読いただき知っていただければと思います。#漫画村 #DL違法化 #ヲタ選挙 #参院選 pic.twitter.com/1O6f7Mjt03— MIEL@DF 両D-57 (@TomorrowMIEL) July 10, 2019
海賊版サイトの利用によるリスクは、主に以下のようなものが挙げられます。
- ウイルス感染
- 悪質サイトへの誘導
- 個人情報流出
- バッテリー消耗&通信料増
まず、海賊版サイトにある広告をクリックしたりしてウイルスに感染するリスクがあります。

また、海賊版サイトは巧妙に作られており、出会い系サイトやアダルトサイトといった未成年にとって有害となるサイトに誘導されるリスクがあります。
気付いたら、知らないメールアドレスから出会い系のメールが大量に届くようになってしまった・・・なんて経験はありませんか?
そのワンクリックが原因かもしれません。
さらに、海賊版サイトはフィッシング詐欺の温床にもなっています。
フィッシング詐欺とは、クレジットカード情報やログインID、パスワードといった個人情報を盗み出そうとするもの。
ある日突然、高額なクレジットカードの請求が来る・・・考えただけで恐ろしい(´;ω;`)ウッ…
そして「最近、バッテリーの消耗が早い」や「通信料が増えた」と思うことがあれば、海賊版サイトへのアクセスが原因かもしれません。
サイトの中には、アクセスするだけで仮想通貨の強制マイニングが行われるものがあることが分かっています。
アクセス者本人が無意識の内に行われてしまうので被害が分かりにくいとも言えるでしょう。
そして、携帯電話の請求書を見た時に「通信費の上弦を超えた異常な量のデータ通信が行われていた」ことに気が付くのです。

漫画村はどうだった?
漫画村運営者「星野ロミ 28歳」と聞いて、パーマン3号こと星野スミレ的なビジュアルを期待して検索かけてしまった俺の2分を返せ。返せよ。 pic.twitter.com/23c3jln2d1
— しりにゃおんパパ (@38sirionpapa) July 9, 2019
海賊版サイトの危険性が分かったところで、実際に漫画村ではどうだったのかを見ていきましょう。
漫画村は仮想通貨の強制マイニングが行われていたことが判明しています。
利用者の中には「漫画村を利用するとバッテリーの減りが早い」という口コミをする人が見られていたことから、かなりの人数が被害に遭っていたと考えられるでしょう。
自分のパソコンのパワーが、サイト運営者≒犯罪者の利益に繋がっていたと考えると恐ろしいですよね。
漫画村で分かっている被害は仮想通貨の強制マイニングが主に挙げられますが、表面化していないだけで前述したウイルス感染やフィッシング詐欺被害、悪質サイトへの誘導が行われていた可能性もあります。

最新の著作権法で違法ダウンロード閲覧者は逮捕される事実発覚?!
著作権法 改正案 pic.twitter.com/eipyoxJcYW
— SubMattNesk-LinuC Evangelist・RISS(情報処理安全確保支援士) (@matt_zeus) March 10, 2020
2020年3月に閣議決定された法案により著作権法が改訂されることが明らかとなりました。
これは、漫画村を始めとした違法サイトを取り締まり、漫画の原作者や出版社の利益を守ろうという取り組みのもと設定されるものです。
この新しい著作権法により、違法ダウンロードした漫画を閲覧した人も逮捕される可能性が出てきました。
これまでの著作権法と改訂版の著作権法を比べてみましょう。
これまでの著作権法
漫画村はアウトや!
↓
著作権法改正して規制や!
↓
ダウンロードが悪いんやな!ならそれを規制や!
↓
そうなるとSNSの機能も規制対象やな!
↓
漫画村…ストリーミング型だから対象外やな pic.twitter.com/KCKhTArTHM— 花梨 (@karin_0624) January 8, 2020
インターネット上に無断で公開されたと知りながらダウンロードする行為を違法とする=対象物は音楽や映像などに限る
上記のように違法ダウンロードを規制する法律はあったものの、対象物が音楽や映像に限られていました。
そのため、漫画村のような漫画を違法にアップロードしたサイトが頻出したのです。
続いて、改訂された著作権法の内容を見ていきましょう。
改訂版の著作権法
昨日の閣議で、懸案の「著作権法改正案」が閣議決定しました。昨年の今頃自民党の総務会等にて私自ら致命的な問題点を指摘し侃々諤々の議論の末、差し戻しとなった法案。一年間じっくりとマンガ家協会や関係者の意見も聞きながらまとめ上げたもの。今国会での成立が確実となりました。報告です。 pic.twitter.com/XVvJgtKYOb
— 古屋圭司 (@Furuya_keiji) March 11, 2020
改訂版の著作権法の施行日は、2021年1月1日を予定しています。
インターネット上に無断で公開されたと知りながらダウンロードする行為を違法とする=対象物は全著作物(従来の音楽や映像に加えて、漫画や雑誌、論文なども対象になる)
ただし、以下の場合は対象外となります。
- スマートフォンのスクリーンショットへの写りこみ
- 数十ページの漫画の1コマ
- 二次創作物のダウンロード
上記のような軽微なダウンロードは違法としないことになりました。
そして、気になるのが「実際に違法ダウンロードで捕まった場合、どんな罰を受けるの?」ということですよね。
違法ダウンロードを繰り返して行った場合「2年以下の懲役か200万円以下の罰金、またはその両方」を科すとされています。

漫画村利用者なぜ危険?違法ダウンロード閲覧者は逮捕まとめ
>RT 漫画村、はやってるのかー。運営者と噂される星野ロミは、儲かってますなー。 pic.twitter.com/zoRSmGwWqX
— ウタオ (@utao__) December 26, 2017
「漫画村利用者なぜ危険?最新の著作権法で違法ダウンロード閲覧者は逮捕される事実発覚?!」と題してお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか?
海賊版サイトがなぜ危険なのか、お分かりいただけたことでしょう。
実際に、漫画村では仮想通貨の強制マイニングが行われており、その収益はサイト運営者である星野ロミが手にしていたと言われています。
勝手にパソコンのパワーを使われて、その収益が犯罪者の利益に繋がっていたなんて・・・( ノД`)シクシク…

また、2021年1月施行予定の著作権法では「全著作物を対象として、インターネット上に無断で公開されたと知りながらダウンロードする行為は違法」となり、違法にアップロードされた漫画を繰り返し閲覧する行為が違法となります。
つまり、漫画を違法にアップロードした人と、それを違法と知りながら閲覧したサイト利用者も逮捕の対象になるということ。
まだ施行されていな法律のため「具体的に何回違法ダウンロートを行った閲覧者が逮捕される」といった細かい所は詰められていません。
しかし、最新の著作権法が違法ダウンロードの抑止力になることは間違いないでしょう。
「それでも、漫画をお得にたくさん読みたい!」という方は、ぜひ安全なサイトで漫画を読んでくださいね(*’▽’)☆ミ
皆さんの参考になれば幸いです♪